八幡の家づくり

02.伝統と技の継承:水や土といった天然の素材を用い、この国ならではの四季折々の自然と共存しながら、幾重にも歳月を積み重ねた日本の伝統家屋。長い歳月をかけて快適さを追求し、工夫を積み重ね、日本の気候風土に合った家が形づくられてきました。故きをたずねて新しきを知る。八幡の家は、自然に寄り添いながら、古来の日本人の知恵と美意識を現代に受け継いでいます。

伝統的な建築様式を継承する八幡の家。

  • 太い梁や土間、畳や縁側などが時代を超えて今も支持されているのは、日本の美しい伝統を守り、愛し、受け継いできたからこそ。八幡コーポレーションは、伝統的な技術や意匠を継承しながら、日々変化する現代の気候やライフスタイルに適応できるよう最新の技術を導入し、「むかし」と「いま」の良い所を活かした家づくりを行なっています。

  • 合掌造り

    白川郷:岐阜県大野郡白川村白川郷:岐阜県大野郡白川村

    合掌造りは、日本の民家の茅葺屋根に広く見られた構造で、名称の由来は、掌を合わせたように三角形に組む丸太組みを「合掌」と呼ぶことから名づけられたと推測されています。

    屋根形状は急勾配になっており、この傾斜は豪雪による雪下ろしの作業軽減や多雨地帯において水はけを考慮したものと考えられています。また、屋根の勾配を急にしたことで、屋根裏に二層もしくは三層の空間を確保することができます。飛騨地方の白川郷と富山の五箇山の合掌造り集落は、世界文化遺産に登録されています。

  • 数寄屋造り

    桂離宮:京都市西京区桂離宮:京都市西京区

    数寄屋造りとは、数寄屋(茶室)風を取り入れた日本の建築様式です。語源の「数寄」とは和歌や茶の湯、生け花など風流を好むことであり、「数寄屋」は「好みに任せて作った家」といった意味を持っています。もとは庭園に面した別棟として造られた小規模の茶室を「数寄屋」と呼びましたが、江戸時代以降は茶室から住宅等へとその幅を広げていきました。茶人たちは格式ばった意匠や豪華な装飾を嫌い、格式・様式を極力排しているのが特徴となっています。内面を磨いて客をもてなすという茶人たちの精神性を反映してシンプルながらも洗練された意匠となっています。代表的な遺構としては京都の桂離宮が挙げられます。

  • 入母屋造り

    法隆寺金堂:奈良県生駒郡法隆寺金堂:奈良県生駒郡

    入母屋造りの屋根は、上部は切妻、下部は寄棟となる構造となっています。日本では古来より切妻屋根は寄棟屋根より尊ばれ、その組み合わせである入母屋造はもっとも格式が高い形式として重んじられました。瓦葺きの入母屋は、法隆寺の金堂や平安神宮大御殿の他、各地の城郭建築でも見ることができます。

熟練の職人が魅せる、匠の手業。

  • 伝統の家を手掛けているのは、当社所属の熟練した職人です。八幡の家を作って40年以上のベテランや、親子二代で携わる大工もいます。その技術は機械より精密で、手仕事だから表現できる繊細な意匠は、感嘆と共に見る者を驚かせてくれます。そんな日本家屋ならではの伝統技術を継承した匠たちによって、八幡の家は一軒一軒、丹精こめてつくり上げられています。

  • 繊細さと装飾の優美さが際立つ技の結晶

    左官「壁を描く、手の記憶」

    左官職人

    日本家屋の壁は、竹などを格子状に編んだ木舞下地(こまいしたじ)の両面に、藁(わら)を混ぜた土を塗り重ねる土壁、消石灰・麻等の繊維・糊でつくった漆喰が用いられますが、それらの仕上げに欠かせないのが「左官職人」です。また、かつては土蔵の外壁やこて絵など、技術を芸術的領域にまで昇華させる職人も現れました。

    住宅様式の変化や建設工期の短縮化により、壁の仕上げには塗装やクロス等が増えたため、塗り壁や左官工事が急速に減少、職人数も減り続けていました。しかし、最近になり、漆喰・珪藻土・土等の自然素材を使用した壁が見直されると共に、手仕事による仕上げの多様性や味わいを持つ、左官仕上げの良さが再認識されてきています。

  • 鬼瓦勝負は

    鬼瓦

    鬼瓦や鯱などの役瓦を造る瓦職人を「鬼師」と呼びます。鬼瓦は屋根の上に飾られるものなので、下からどう見えるかが勝負であり、飾られる高さや場所の違いによって鬼瓦の顔の向きや角度を考え、変えなければなりません。その"間合い"が難しいと言われています。制作にあたっては、寸分違わぬ復元を要求される文化財の役瓦以外は下絵や図面を描かず、「頭の中に入っている」ままに一から造り上げていきます。職人の頭で、腕で、覚えているものが形になっていくのです。

  • 組子0.1ミリにかける情熱

    組子

    鎌倉時代から長い年月をかけて磨きぬかれた木工技術「組子」。組子とは、釘を使わずに木を組み付ける繊細技術です。細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組み付けしていきます。 釘を使用しないで木を組み付ける繊細なこの技術は、職人たちの伝統を守る心と情熱により、何世代にもわたって現代まで引き継がれてきました。「木を組む」工程は0.1ミリ寸法が違うだけでも組み付けが出来なくなるほどの微細な世界です。また、それぞれの菱・格子角度に合わせて面をとったり、長さを調整したりといった作業にも熟練(経験)が必要になります。

    木は薄くなるほどクセがでますので、良質の材料を選別できる目利きも必要とされます。組子技術は現在、主に障子や欄間に見ることができます。

  • 欄間熟練の魂が宿る芸術

    欄間

    欄間とは、和室の仕切り壁に通風・換気・装飾の機能を持たせた和装飾(座敷飾り)の一つです。

    和室の装飾飾りという用途以外に権威の象徴的な意味合いも強く、江戸時代まで武家や一部の豪商など特権階級にしか使用が認められていないほど高貴なものでした。職人たちはまず、イメージを頭の中で立体的に描き、下絵を描きます。CADでは不可能な複雑な曲面の重なりまでも、目に見えない程の細かい線で手書きし、彫り込んでいくことで立体物として完成します。一本の木から、様々な立体創造物を生み出す装飾木彫り。一心不乱に木に向かいノミを操り、新たなる価値の創造を突き詰める、熟練職人の魂が宿っています。

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